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解決のためのアイデア

研究テーマを決められない5つのお悩みと解決策

研究テーマの選択は、大学生や大学院生にとって重要です。


でも、アイデアがなかなか浮かばなかったり、興味関心が広すぎたり、問題意識が見つからなかったりすることに悩んでいる方も多いことでしょう。今回は、そんな悩みを持つ学生のために、研究テーマの決め方について具体的な方法をご紹介します。



悩み1:アイデアが浮かばない


アイデアがなかなか浮かばないというのは、研究者なら誰しもが経験することです。とはいえ、それに悩まされている間にも時間は過ぎていってしまいます。では、アイデアを見つけるためにどのようにアプローチすれば良いのでしょうか?


解決法1:自分の興味・関心ごとを思い出す

自分がどのようなテーマに興味を持っているのか、振り返ってみましょう。自分が想像できないようなものからアイデアが出てくることはありませんので、難しく考えないで、これまでのあなたの経験で楽しかったことや続けてきたこと、不便に感じたことなど身の回りの問題や関心事に目を向けてみることから始めてみるのが良いです。


解決法2:先輩の論文を読んでみる

ゼミや研究室の先輩が書いた論文を読んでみましょう。身近な先輩がやった研究ならあなたも同じようにできるはずです。それに、どんな研究が論文(卒論・修論)になるのかイメージを持つことができます(これ大事!)。


また、直接話を聞けるのであれば、本人に聞くのもいいですね。論文を読んでわからなかったことや興味を持ったことを質問してみましょう。先輩がなぜこのようなテーマでやろうと思ったのか、といったことも雑談で聞いてみると、案外、率直な疑問から研究をやっているのが分かったりもします。


解決法3:学術書や教科書を読んだり、学会に参加する

あなたがこれまで受けてきた講義で使った教科書をパラパラめくったり、目次を眺めてみましょう。ここ面白かったなとか、これはよく覚えてるな、といった部分はあなたが興味を持っているテーマです。このテーマについて、他の本や論文を探してみたり、学会で発表を聞いてみるのも良いでしょう。最初は皆が難しく感じるので、全部がわからなくても大丈夫です。一部を深く掘り下げるのが研究なので、わかったところや率直に疑問を持ったところを、著者や発表者に質問してみましょう。研究者は自分の研究に興味を持ってくれるのは嬉しいので、遠慮せず質問してください。


悩み2:問題が見つからない

問題意識を持つことは、研究テーマを決める上で重要な要素です。しかし、身の回りの問題や課題を見つけるのは簡単なことではありません。どのようにすれば問題を見つけることができるのでしょうか?


解決法1:自分の興味・関心ごとから発見する

自分が直面したり、関心を持っている問題や課題はありませんか?身近な問題を見つけることができれば、それを研究テーマと結びつけるアイデアも生まれるかもしれません。


解決法2:まず疑う

あなたは全く悩みやお困りごと、心配ごとがない人生を送ってきましたか?そんなことはないですよね?身の回りの製品や商品はすべて完璧なものしかないでしょうか?すぐに壊れたり使いにくかったり、思っていたより機能が少なかったり・・・身の回りには完璧なものなどほぼないのです。こういう視点であなたの身の回りを見回してみると、問題が見つからない方がおかしいと思えて来るはずです。


悩み3:興味関心の範囲が広すぎる

自身の興味や関心が多岐にわたっているため、研究テーマの絞り込みが難しいと感じている方もいるでしょう。興味関心の範囲が広すぎると、具体的な研究テーマを見つけることが難しくなるかもしれません。そんな方々には以下のアプローチが役立つかもしれません。


解決法1:興味関心を整理する

まずは自身の興味関心を整理しましょう。興味のある分野やテーマをリストアップし、それぞれの興味について、「なぜ興味があるのか」を書き出してみてください。このときに、「なぜ?」「どうして?」を3回以上、繰り返していくと、あなたの興味が深堀りされます。3回以上の「なぜ?」に答えられないのであれば、それほど興味がないことと判断できます。研究を始めてから、実はあんまり興味がなかったことに気づくと後悔するかもしれないので、今整理してみましょう。


解決法2:何でも興味があるは何にも興味がないの裏返し

「興味がある」と思うのはあなたです。ですから、判断基準はあなたです。他の人から見たら大して興味がないのに、「大好き!」って言ってる人っていませんか?あなたもそうなってるのかもしれません。そんなあなたには「何でも興味があるは何にも興味がないの裏返し」という言葉を教えますので、自分が一番興味があるのは何か、考えてみるのをおすすめします。


解決法3:リサーチしてみる

興味があることをとりあえず調べてみるのもおすすめです。そのテーマに詳しくなれますし、どういう研究があるのかイメージできるようになったり、専門用語やキーワードを知り、興味を持った言葉でさらに検索して、深堀していくのです。大学の授業で教わるのは、専門分野の中でもごく一部の知識だったり、かなり前の知識なので、最新の研究を理解できたらもっと興味が湧いてくるかもしれません。最初は専門用語や改まった文章が難しいと感じるでしょうが、最初からすべてがわからなくても問題ありません。わかるところが少しでもあれば十分です。わかるかどうかよりリサーチしてみる(行動する)ことが大事です。


悩み4:指導教員や先輩からのアドバイスが不十分

指導教員やゼミ・研究室の先輩からのアドバイスや方向性が具体的ではなく、研究テーマに関して悩んでいる学生も少なくありません。特に研究の初心者にとっては、アドバイスが不十分だと、研究の方向性を見極めることが難しくなります。以下のアプローチを試してみてください。


解決法1:他の学生との情報交換や意見交換をする

他の学生との情報交換や意見交換も有益です。同じゼミや研究グループのメンバーとのディスカッションを通じて、各自の研究テーマやアイデアを共有し合いましょう。他の学生の視点やアドバイスを受けることで、新たなアイデアや方向性が見えてくることがあります。


解決法2:情報収集する

自身で情報収集を行いましょう。社会に出ればいずれ自分で情報を集めて問題解決できるようになる必要があります。運が悪かったと捉えるのではなく、問題解決の練習ができるチャンスだと考え、自分で考えて動いてみるきっかけにしてはいかがでしょうか。失敗できるのは学生の特権でもあるので、今のうちに失敗を恐れずやってみる精神を身に付けてしまいましょう。


悩み5:卒論・修論のテーマ選択のプレッシャー

卒論や修論は1年以上かけて取り組むものなので、プレッシャーを感じている人もいるでしょう。また、学術論文である以上、新知見を得たり、誰も見つけていない発見をしなければならない、学術分野に貢献しなければ、とあなたは考えているかもしれません。そんなあなたには、こんなふうに考えてみてはいかがでしょうか。


解決法1:自分自身の興味と関心を優先する

まずは自身の興味と関心を優先しましょう。研究テーマには長期間の取り組むことになるので、あなたが本当に興味を持ち、熱心に取り組めるテーマを選ぶことが重要です。関心領域や専門知識を活かし、研究に情熱を注げるテーマを見つけてください。


解決法2:気楽に考える

卒論や修論では、学術分野へ貢献をする必要はありません。大事なのはあなたが研究を通じて成長することです(だから大学の単位になっている)。そういう視点で、学術的な研究になるかどうかはひとまず置いておいて、自分がやってみたいこと、興味があることを探す方が後悔せずに済みます。失敗したって構いません。その失敗から学ぶことがあればそれで充分です。それくらいの気持ちでテーマを決めてみると良いかもしれません。


まとめ

いかがだったでしょうか。大事なのはあなたの興味関心やあなたが継続してできること、そして成長できること。

あなたの研究テーマ選びに少しでもお役に立っていたら嬉しいです。



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