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源から末梢へ: カイロプラクティックの哲学的基礎

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源から末梢へ ― カイロプラクティックの哲学的基礎


R・W・スティーブンソン『カイロプラクティック・テキストブック』(1927年)の現代的研究


「未熟なカイロプラクターは、知識の代わりに機械に頼りがちである。」――R・W・スティーブンソン、1927年

1927年、パーマー・スクール・オブ・カイロプラクティックの教師R・W・スティーブンソンは、カイロプラクティック哲学の全体を一つの体系として示した。大前提から需要と供給の法則に至る三十三の原理を立て、統御が脳(源)から末梢のあらゆる組織へ伝わり、再び脳へ戻ってくるまでを三十一の段階として描いたのである。B・J・パーマーが「群を抜いて最良」と評したこの『カイロプラクティック・テキストブック』(グリーンブック第14巻)は、以来一世紀にわたり古典的カイロプラクティック思想の基準点であり続けてきた。


本書は、この古典を最初から最後まで読み通す現代的研究である。各章ではまずスティーブンソンの論述を彼自身の言葉で示し、条項番号(Art.)を付して原典と照合できるようにした。そのうえで、一世紀にわたる生理学・神経科学・臨床研究に照らして検討する。自己調節、適応、フィードバックについての洞察のように、驚くほど先見的で現代科学に確証された考えがある。分節的な神経支配としてのメリック原理のように、形を改めて生き残る考えもある。そして、細菌や疾病の原因をめぐる主張のように、根拠を示して退けねばならない考えもある。


本書の特色

・全6部34章で構成し、スティーブンソンの原典の順序に沿って、演繹的方法、正常完全サイクル、ディス・イーズ、九つの一次機能、三十三の原理、分析と論文作成までを扱う

・各章に「学習目標」「スティーブンソンの論述」「現代的理解」「1927年から今日へ」(比較表)、「徒手臨床家のための臨床推論」「討論のための症例」「要点」「復習問題」「参考文献」を収録

・サブラクセーションを、椎間孔内の神経根と後根神経節を取り巻く組織の炎症と腫脹による分節的機能障害として捉える現代的モデルを提示

・付録「スティーブンソンの三十三の原理」(原理ごとの現代的読解つき)、用語集、主要参考文献、索引を収録


臨床家は疾病を治療したり治癒させたりするのではない。干渉を見いだして減らし、身体が自らを調節し修復する力を発揮できるようにするのである。本書はこの立場に立ち、自らの手が何をしているのか、そしてなぜそうするのかを説明できる臨床家を育てることをめざす。


カイロプラクティック臨床推論シリーズ第5巻。カイロプラクティック、オステオパシー徒手療法および関連領域を学ぶ学生と、日々の臨床で自らの推論を点検し続けたい実践者のために。


著者:山端二郎(BCSc., DOMP)

パームス・スクール・オブ・カイロプラクティック(大阪)創設者・教育ディレクター。カイロプラクティックと徒手医学の教育に約25年携わり、国内外でセミナーを行っている。

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