オステオパシーの原理: G・D・ハレット1903年原典の 現代的研究
オステオパシーの原理――G・D・ハレット1903年原典の現代的研究
ブルーブック・シリーズ/PCC PRESS/山端二郎 著
1903年、G・D・ハレットは、オステオパシーの理論を初めて体系的にまとめた教科書を出版しました。本書は、この古典的名著を章ごとに読み解く「現代的研究」です。各章では、まずハレットの論旨を原典からの引用を交えて正確に紹介します。続いて、その主張を現代の解剖学・生理学・神経科学・臨床研究に照らして検証します。
身体の自己調節能力、構造と機能の相互関係、触診による診断、直接法と間接法の原理などを取り上げ、ハレットの考えのうち何が確認され、何が修正され、何が否定されたのかを明確に示します。オステオパシー病変については、アーヴィン・M・コアの促通分節を経て、現代の「体性機能障害」に至るまでの概念の発展をたどります。また全編を通じて、安全性、業務範囲、医療機関への紹介(リファー)を重視しています。
各章には、学習目標、臨床応用の囲み記事、ハレットの用語と現代用語の対照表、章のまとめ、復習問題を収録しました。巻末には用語対照表、原典との章対応表、参考文献を付しています。
オステオパシー徒手療法を学ぶ学生と施術者のための基礎書であり、ブルーブック・シリーズ手技編の姉妹書です。100年以上前の古典が今なお読む価値をもつ理由と、それを批判的に読む方法を示します。