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身体そのもの:カイロプラクティックの解剖学的基礎

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身体そのもの:カイロプラクティックの解剖学的基礎

メイベル・H・パーマー『解剖学』(1923年)の現代的研究

「身体そのものこそが、今も、そしてこれからも、最良の解剖学書である」

メイベル・H・パーマー(1923年)


1923年、パーマー・スクール・オブ・カイロプラクティックの解剖学教授メイベル・ヒース・パーマーは、『解剖学』第5版を刊行した。同書は、何世代にもわたってカイロプラクターを育てた教科書である。グレイやカニンガムの解剖学を土台に、当時のカイロプラクティックの考え方が加えられている。すなわち、あらゆる機能を司るイネイト・インテリジェンス、干渉としてのサブラクセーション、脊髄分節と臓器を結ぶメリック・システムである。

本書は、パーマーの原著を章ごとに丁寧に読み解き、その後一世紀にわたる解剖学・生理学の知見と照らし合わせる。彼女の解剖学の記述の多くは、今日でも通用する。一方、カイロプラクティック上の主張は、その後の研究によって次のように確認、修正、否定されている。本書はその区別を明確に示す。

  • 確認されたもの:交感神経系は中枢神経系と連続しているという主張。体温調節中枢は脳にあるとする1917年の論考。後者は今日、視床下部として知られている。
  • 修正されたもの:サブラクセーションは、骨が神経を圧迫するのではなく、神経根周囲の炎症と浮腫によって説明される。メリック・システムは、「一つの臓器に一つの椎骨」という固定的な対応表としてではなく、分節的対応の原理として残る。
  • 否定されたもの:脊髄反射の否定、あらゆるヘルニアの原因はサブラクセーションであるという主張、そしてアジャストメントによって視力が回復するという主張。


全20章は「枠組み」「循環と内臓」「神経系と感覚」の三部で構成される。各章には次の内容を収めた。

  • 1923年の原著から引用したパーマー自身の論考
  • 同じ構造についての現代の理解
  • 「1923年から現在へ」の比較表
  • 体表解剖と触診、または診察の実技
  • 徒手臨床家のための臨床推論(レッドフラッグと紹介の基準を含む)
  • 検討症例
  • 要点、復習問題、参考文献


本書は、カイロプラクティック、オステオパシー、徒手療法の学生と臨床家、そしてカイロプラクティックの歴史に関心をもつすべての人に向けて書かれている。身体を自己調節する一つの全体としてとらえ、その働きを妨げる干渉を取り除くことを臨床家の務めとする。PCC PRESS「臨床推論シリーズ」の第3巻であり、『臨床推論のルーツ』『内なる小さな世界』に続く一冊である。


山端二郎(BCSc., DOMP):大阪のパームス・スクール・オブ・カイロプラクティック創設者・教育ディレクター。カイロプラクティックと徒手医学の教育に約25年携わる。

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